Geopolitic
ホルムズ一時停止が保険の関門を露出—再開は狭く遅い
Observation(観察) 2026年6月25日、国連の国際海事機関(IMO)は、オマーンのダヒト南東約7.5海里で商船が被害を受けたとの英国海軍の商船通報機関UKMTO(UK Maritime Trade Operations)の報告を受け、ホルムズ海峡での船舶退避・護衛の実施を一時停止しました。IMOは、退避対象船の安全保証が引き続き有効か「再確認する」ための措置だと説明。6月23〜24日時点で1万1,000人超の船員と約500〜600隻が退避キューに載り、一時停止前にIMO枠で通過したのは57隻(約1,100人)でした。米政府当局者は、攻撃はイラン発射の無人機による可能性が高いと述べています。業界・報道筋は当該船をエバーグリーンのシンガポール船籍「Ever Lovely」と特定し、同船はIMOの枠外で航行していました。 (imo.org) 論点は、今回の攻撃と一時停止が、ホルムズ再開を目指す米・イランの暫定合意を「一過性の障害」から「持続的な失敗」へと転化させるのか—すなわちイランの事実上の通行許可制が復活し、船主・保険者がIMOの自発的バッチから離脱するのか、という点で